
スパイダーを購入したのが2017年の春で11月にエニカをオーナーとして利用しました。
当時はタイムズのカーシェアが始まって、ポピュラーになりかけていた頃で、私はタイムズのプレミアムレンタカーサービスでアルファロメオのシリーズ3がラインナップにあるというのが、私の憧れを思い出せてくれて、レンタル体験をすっ飛ばして購入まで決意したきっかけでもありました。
エニカというサービスがあることさえ意識しておらず、知った時は面白いサービスがあるものだなと感じました。初代アルファロメオスパイダーのオーナーさんで提供されている方はいませんでした。
MaaS (Mobility as a Service)も実証実験が多く、CtoCの商用サービスで提供されているプラットホームが実現されているおり、エニカはすごいなと思いました。
その反面、エニカは法の穴をうまくすり抜けてカーシェアっぽいサービスを実現させているという事実を知って、世の中はやりようなんだなと。大手保険と提携しDeNAがサービスを展開しているということで、法務周りはばっちり抑えてあったんでしょう。
1日貸すだけなのに、なんでこんなことになっているんだろう?
一日あたりのシェア代金の上限が購入金額と連動しているのは何故なんだろう?というのも全て連動していたカラクリがあったことに、設計力すごいなぁと感嘆しました。
サービスが広がってくるとオーナーが出した規約を守らず「峠を攻めてスポーツカー大破」「持ち逃げされた」というSNS投稿を見かけたりすることで、ユーザによる層が愛好家だけではなく幅広い層(世の中いろんな人がいますよね)にまで利用が広まったという実感もしました。
その頃には、私は愛車スパイダーを貸し出すのをやめてしまいました。
実際に傷をつけられてしまったトラブルにあったこと、故障トラブルでリスクが大きすぎるのと、ユーザに心理的な負担をかけてしまうことという側面もありました。
旧車やスパイダーのコンディションが手にとるようにわかるようになればなるほど、大事にしたいなぁという気持ちになりました。
登録だけはまだしてあったものの、全日受付を停止している状態でも問い合わせをいただき、思い入れがあってどうしても乗りたいという方もいました。
それでも様々な方にお断りしていたのですが、ちょうど一年前の春に特別にお受けした方がいました。お話を聞くと私と境遇が似ていて、その方とメッセージのやりとりを重ねる中で、エニカというサービスを利用しようと思った気持ちとシンクロしたからでした。
一緒に海岸沿いをドライブし、ご飯を一緒に食べました。
ご家族の方ともお会いして「夫の夢を叶えていただきありがとうございました」と感謝のお言葉もいただき、私自身も楽しい日を過ごすことができました。
車を貸す・借りるといったレンタカー変わりではなく、そこには人との交流がありました。
サービス終盤は「プレミアム保険」というプランもできて、ユーザにとってもオーナーにとっても、どんな事がトラブルがあっても安心できる保障内容になっていて、盤石なサービスになってきたなと思っていた矢先でした。
保険会社がエニカサービスを買収してからのユーザ拡大・回収フェーズが目標に達しなかったから、運営を続けていくことができなかったので、サービスを終了すると。
最終的には社会的な炎上や事件絡みではなく、マネタイズでしたね。
これだけしっかりしたサービスがうまくいかなかったのですから、厳しい業界だったんだなと。
アルファロメオスパイダーに乗り始めて、自分が手放す方が先に来ると思っていただけに、こうやって大小の修理を乗り越えながら、好きな車を走らせることができる日々はありがたいことなんだなと噛み締めています。
始まりがあれば終わりもある。
9年間サービス提供ありがとうございました!!
いい思い出ができて私にとってはいいサービスでした!