隣のアルファロメオスパイダーsr4さんのブログ

思い立って25年前の中古車アルファロメオ・スパイダー・ヴェローチェ・シリーズ4を購入したのでありのままの日常や体験を綴ります。

アルファスパイダー115 Sr4が同一不具合で間を置かず連続のレッカー 〜予兆・販売店相談編〜

納車後オルタネイター故障だったということで修理をして頂いて、エンジンがかからないという、再度同じ現象が発生してしまいました。

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こちらのGIFはエンジンがかからなくなる現象発生前日に撮った、素人目に予兆にも感じた、何度も急激にバッテリーメーターが落ち込む様子 ですが、営業さん曰く、

オルタネイターからバッテリーに供給され、各部品が電力を取り合う時に起こるふつうのことだから問題ない

と言っていましたが、本当にそうなのかな〜? と疑心暗鬼になってしまっている今日この頃です。

この記事を書くまでに、こういう予兆があったので実は販売店さんと何度も協議しておりました。 納車後から続いている現象ということもあり、やりとりした経緯などもまとめておこうと思います。

中古車購入

  • はじめての外車購入ということを整備士・営業の方双方に伝え、日常使いで問題ないレベルに整備後納車を約束し購入。
    • 納車整備だけでなく前倒しして車検を通して納車してもらった
    • 試運転は店舗内の非常に狭い場所でのみさせてもらえた
      • クリープ現象で進めるくらいの速度で展示車にぶつからないようにハンドルも気を付けて操作するくらいの10〜20mくらいの距離(一般路上はNG)
    • 走行に支障がでないように部品点検や動力部分は時間がかかってもいいのでしっかりお願いしたい旨を伝えた
      • 「納車前にしっかりやるので大丈夫です」と太鼓判をもらって購入
  • 納車は陸送でお願いした

心配性の私は、傷や汚れは現状のままで気にしないけど「機関系・動力系」だけはしっかりして欲しいとお願いし、「まかせてください」という答えをもらえたので、家族を説得し購入できる経緯となりました。こういう経緯もあったなかで、納車後でしか私は車に問題がないかはチェックできないという状況ができたのでした。

納車後の販売店対応と考察

問題発生時の対応

納車後、試運転をしました。 このブログをつけているとおり、異常や異常予知現象が幾つか発生しました。

異常を問い合わせると 現状渡しです という、フレーズを何度も聞き、現状渡し のことについて丁寧に説明してくれました。 特に90年代前半という旧車だからなおさらということでした。

わかりやすく言うと、 手渡した後はお客様の責任となります ということです。 この 現状渡しです という言葉は、これはもう究極的な免責に使われていることがわかりました。

中古市場の不思議なところ

「納車前点検には見受けられない症状でしたので」と言われてしまうと、悪魔の証明にもありますように、見えていないことの指摘はできないので、私の方では何も言えなくなってしまいます。

つまり、納車前にどのようなプロセスや整備をして納車するかが、中古販売店や整備士の腕の見せ所・販売ポリシーということになるでしょう。

入荷してすぐに消耗品を中心に新品中古取り混ぜてごっそり交換。走るには問題ないところまで一気にもっていきましたので、しばらくは私が乗りつつ、気になるところを洗い出していく予定です。

この一文は、とあるお店のブログでアルファスパイダーsr4が入荷した時の紹介文の一部です。 これは初期コストがかなりかかっている事例です。それは車体販売価格に上乗せされることでしょう。

私が購入した時に、販売店へ納車整備の事に問い合わせた時の回答です。

入金が入り次第納車前整備と車検作業に入ります。しばらく試運転したり定期チェックをしたあと納車になります。

とのこと。 納車前の部品交換代は販売店負担(納車前整備代に含まれる)ということになっていました。 こちらは、売れることが決まって入金が済んでから整備が始まります。また、3月末に購入意思を伝えたので4月の 自動車税 が販売店負担にならないようにしたい思惑や、納車を楽しみにしているお客様に、少しでも早く届けたいという想いもあって、迅速にかつ適切な範囲(これが相まってむずい)の時間で整備・観察期間となっていたことでしょう。

どちらにしても一概に良さはそれぞれですね。

購入者の視点で見るとどちらにしても、整備・販売店を信頼しての購入となり、購入後になにか故障や不調な前兆がおきても結果論となってしまいます。

また、これに輪をかけるように、最近ではGooやカーセンサーのようなサイトには レビューシステム というものがあります。ブログやSNSもあります。 Googleで販売店の評判検索*1は購入者なら必ずするでしょう。悪い評価が載った時の影響度は大きく、この 現状渡し という商慣システムが量販店ではない店舗にとっては、現代ではマッチしていないように思えます。

ただ、現状渡し の免責をつけておかないと、強烈なモンスタークレーマーがきた時に対処できないので、リスクマネージメントとして掲げておくというのは理解できます。それに加え、うまくアフターサービスの使い分けができますので、存在の意義は十分あります。

販売店対応の記録

電話のやりとりしつつ、メールで記録を残しつつ話しを進めました。

  • 納車直後から発生しているメーター不具合を何とかして欲しい
    • 対応しますと回答があった
    • しかし1回目の持ち込みでは再現せずでスピードセンサー周りの現状のまま返却
      • 返却後すぐ再現したが、調べたセンサー価格を伝えたのがまずかったのか 現状渡しなので責任持てない の一点張りに営業の方が態度急変
      • 見解を求めたら ウチも従業員を雇っているので利益がないことはできない連鎖反応で完全不動になることもありえるので受付もできない など責任回避の方へ・・・
      • 販売店のその気持ちすごくわかるけど、購入者としては検品できずに途中から一方的にそれだどツラすぎる・・・
        • この話しは続編を書く予定です
  • 電気系トラブルの対応
    • 不具合の予兆が見うけられた
      • 整備士さんに走行中にオーディオ電源が落ちてしまった旨を納車後すぐに伝えてあったのが幸いした
    • 故障した
      • オルタネイター故障とのことで初期不良対応してもらえた
        • 部品保証はあるので持ち込みしてもらえれば 念のための初期不良取り換えはできる というフレーズで回答をもらった
        • セカンドオピニオンで診断してもらい「これは止まる」と断言され予兆もあったので再度持ち込み依頼を正式にかけた
        • 予兆の様子を撮影と記録に残し整備士さんに事細かく説明と相談した翌日にエンジンがかからないという絶妙すぎる故障
          • こういうこともあろうかと、コンビニや路上でエンジンを切ることはしなかったのだ!!(不幸中の幸い)

上記のやりとりは整備士さんと営業さん双方とすることになるのですが、真摯な対応で親身になってくれる整備士さんと、お店を切り盛りする営業さん。仕事をする上で、顧客窓口に営業さんを据えたり、営業さんと通して要望を受け付けるというのは、良い面もあります。職人さんが仕事で最大限のパフォーマンスを出したり、技術的な提案の引き出しを増やすいとも言われています。(お金や交渉事を技術者と直接すると心理的影響を受けやすいので規模感と工数や実現性の回答に悪い影響があることもある)。 ここでは販売店名の記載は控えますが、それぞれ役割は違いますが、できる範囲で最大限の対応をしてくださる販売店に感謝と頭をさげるしかありません。

だって、本当に低価格で購入させてもらって、もしかしたら赤字になっちゃうかもしれないんですから・・・

中古市場の不思議なところ にも、書きましたが、入庫した車全てを数ヶ月かけて試乗しながらメンテナンスは扱う車台数が増えてくると、やりきれないところもでてきます。そういったなかでも、予見や予防措置を施しておけるかかどうかが、プロフェッショナル性が試されるところで、故障発生確率とアフターサービスや相談に繋がり、それがお店の善し悪しとなってクチコミとして繋がっていくんだなぁと実感しました。

最後に

私自身納得しきれていないところ、事情もわかるが何とかして欲しいと思うところ、感謝しているところなど、心情入り乱れました。 こうやって、記録に書いて自分の考察やその時の気持ちを残してあったので、気持ちも整理でき感情論でやりとりにならなくてよかったです。

以上、駄文でした! 続いて再入庫編へ突入します!

alfaspider115.hatenablog.jp

*1:たいていお店の名前を入れると、「xxx店名 評判」 と自動補完でGoogleサジェストされます